『ルックバック』で並行世界とか言ってる人はあほです

 

 

藤本タツキ先生の読み切り『ルックバック』読みましたか?読んでない?143ページだけど一瞬だから!すぐ読んで!!!

 

……読んだ?私はこの作品は紛れもない傑作だと思います。

その説明は別で書くとして、とりあえず「『ルックバック』で並行世界とかいうやつはアホ」であるという理由を説明します。

 

大前提として並行世界と妄想は基本的に区別がつかない

 

昔からのSFではおなじみの並行世界もかなり人口に膾炙したため、安易に並行世界という言葉を使う人が多い気がします。

ブックマークとかにもうじゃうじゃいますね。

 

並行世界もので重要なのは、基本的に交わらない世界同士が、どう関わりあうのか?ということです。

 

なぜなら「別の世界」なんてものはそもそも「妄想」の一言で済むものですから、そうではなく作中世界や我々の世界と同じくらいの存在の重さ、影響力がある、ということがあえてそれを物語のテーマにするには重要なのです。

 

その上で、『ルックバック』の作中描写を「並行世界」と呼ぶ人は下記を無視しています。

 

  1. 作中で並行世界であることを明示していない
  2. 並行世界によって作中の現実や我々の現実が変化するなどの影響を受けていない
  3. そもそもこれはマンガ家=妄想をかたちにする仕事の話

 

以上を踏まえて、藤野の「妄想」の一言で済むものを、わざわざ「並行世界」と呼ぶ人は、最近知った専門用語っぽいものを意味もわからずよく考えもせずとりあえず使ってみている“あほ”です。無視しましょう。

 

『ルックバック』

単行本もチェンソーマンアニメも楽しみ!!