映画『ジョーカー』感想 明日から頑張ろう!と思わせてくれる名作でした

Call Me Joker

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ジョーカー、公開2週目の日曜日、台風一過の翌日に見てきました。


超〜良かったですね!
事前の評判だと陰々滅々として凹みかねないな、それだけならまだしもジョーカーと同一化して休み明け職場の上司や同僚に危害を加えかねないかもしれないな、大丈夫かな、そしてそんな映画が台風明けの3連休中日に満員御礼とかやっぱりこの国は病んでいるな……とか思ってたら、確かに序盤から中盤は主人公アーサーの辛い境遇と、共感性羞恥を引き起こす描写の数々でストレスが溜まったものの、終盤にかけて「自分のやりたいこと」と「得意なこと」が重なってイキイキしてくるアーサーに(殺人だけどネ☆)、自分もやりたいことをやってイキイキと生きていきたいな!と思わせてくれる素晴らしい人間讃歌の作品でした。

映画館を出るときはジョーカーのようにスキップして踊りだしたい気分に。あーいい映画を見れた!幸せ!

なので、評判だけでKKO!問題提起!社会批判!みたいな作品かなと思って敬遠している人には、「いや、そういう見方もできるけど、第一によくできたエンターテイメントなのでぜひ見てみて〜」となる映画だったので、劇場にどうぞ!以上感想終わり。


ざっと見て、まず自分と同じような感想を得ている人としてはマシーナリーとも子さんとか黄金頭さんでした。
(マシーナリーとも子はネタバレバリバリなので注意)



読み応えのある批評としては、漫画皇国さんの下記記事がおすすめです。


(この記事の言うとおり、「この映画に影響されて犯罪者が出てくるかもしれない」とか言ってるやつは「自分はそんな状況でも自制できるが、あいつらはどうなるかわからないぞ?みたいななんの根拠もない区分を設けているクソ野郎だと思うよ)



あと、好きだったギャグ描写としては、予告でも流れている階段を踊りながら降りるジョーカーが、実は後ろに警官がいて、完全にヘンな人になってるのをポカーンと見ているカットと、そこから始まる鬼ごっこが完全にチャップリンとかのコメディ映画のノリ、それがラストのアーカムアサイラムでも繰り返されるというあまりにも取ってつけたコメディ要素足しときました感で笑えました。人生は喜劇だ!


ついでに、ジョーカーの年齢だとバットマンと戦うには無理あるよねーというのは自分も見ながら思っていて、多分アーサーはジョーカーというミームのきっかけで、それからアーカム精神病院の患者でそのミームに感染した人間がジョーカーとして現れてきたのかなーと思ったり