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『「バカダークファンタジー」としての聖書入門』著:架神恭介 読んだ

宗教 感想

「バカダークファンタジー」としての聖書入門

「バカダークファンタジー」としての聖書入門

内容紹介
神は気まぐれに人を惨殺し、キリストはチンピラのリーダー、モーセは十戒の石板を叩き割る!
キリスト教の教典『旧約聖書』『新約聖書』は、慈愛にあふれた聖典と思われているが、
実際は、神も預言者も一般人も、殺す・すねる・嫉妬する・陥れる・後悔すると、
理不尽で血腥いエピソードのオンパレードだった……!
そんな矛盾と残虐行為の向こうに見えるもの。
それは古代の人々の「原罪」──そう、どうしようもない人間臭さなのだ。
衝撃的な“聖書”の真実を、古典解説の鬼才・架神恭介が書き尽くす!

【主な内容】
Ⅰ 旧約聖書
ヤハウェ天地創造/アダムとエバの追放/昼ドラ創世記/ヤハウェのドキドキ義人実験/
ヨセフのドッキリ大作戦/モーセ、無茶振りされる/エジプト魔術大戦/イスラエル人、ぶつくさ文句を言う/
いやしんぼヤハウェ/ミスって丸焦げ/ヤハウェ変態プレイきらい/カナン人は皆殺しだ!/異教への警戒/
人間不信のうた/対ベニヤミン制裁戦争/ダビデの活躍と逃亡/ヤハウェの三択プレゼント/
ソロモンの治世と王国分裂/ぷりぷりヤハウェ/すっきりヤハウェ/新しい神殿の幻 ほか
Ⅱ 新約聖書
イエス、生まれる/イエス、説教を垂れる/イエス、家族から気が狂ったと心配される/
イエス、弟子の不甲斐なさにがっかりする/イエス、隣人愛について語る/イエス、地元でナメられる/
イエス、ごはんの前に手を洗わない/イエス、異国人を差別する/イエス、口封じをする/
イエス、部外者に優しい/イエス、子供に優しい/イエス、神殿で暴れまわる/イエス、最後の晩餐をする/
イエス、裁判にかけられる/イエス、死刑になる/イエス、復活する/残された人たち/はじめての殉教/
目からウロコの落ちたパウロ/エルサレムちんこ会議/ベスト・オブ・パウロ寝言10選/ヨハネ黙示録 ほか
付録
聖書に登場するキャラクターたち/聖書に登場するアイテム/聖書に登場する魔法・スキル
内容(「BOOK」データベースより)
古典解説の鬼才・架神恭介が「聖書」を読みつくす!血腥く、理不尽で、意味不明。あれ?聖書って慈愛の書じゃなかったの?キリスト教徒が全力で見ないふりしてる、聖書の真実。

ちょっとものを知ったふうな口をきく以上、西洋思想の根幹たる(であろう)聖書ぐらい読んでおかなきゃな、と思いつつずーっと読んでこなかった。


そんな需要を見越して書かれたんだろうこの『バカダークファンタジーとしての聖書入門』、聖書初体験者としてはもう笑うしかない展開のオンパレードでお腹いっぱい。


旧約聖書ではヤハウェは邪神、もしくは性質の悪いヤンデレにしか思えない。個々のエピソードは胸糞悪いものばかりで書き起こすのも嫌になるから適当に読んで欲しいが、ヨブ記とか特殊な例だろうと思いきや、もっと理不尽かつ意味不明なエピソードが盛りだくさんというだけでイメージがつかめるかと。


それを踏まえた上で新約聖書では素直に「イエスはすごい人だったんだなあ」と思わせるのは確か。これはみんなついていきますわ。そしてイエスというカリスマ亡き後組織がどう運営されて、拡大していったかというところも読み取れておもしろい。※それは同じ架神さんの『仁義なきキリスト教史』がおもしろかった


で、個人的には『なんでこんなわけわからない本を崇めてる奴らがこれほど文明を発達させたのか?』という疑問に行き着いてしまうのだが、自分の予想としては『一見意味不明な内容を絶対に正しいものと受け入れるために、そこへ至る論理をなんとかして見いだすための思索(屁理屈ともいう)が最高の思考トレーニングとなった』ということなんではないかと考える。帰納法だけでなく演繹法を所与のものとして育った違いというか


これで聖書を読んだ気になるのはどうかと思うが、「読まなくてもいいかもしれない」という腹を決める助けにはなるかも


仁義なきキリスト教史

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