元社畜として

http://d.hatena.ne.jp/hagex/touch/20130822/p9

この記事を見て、徹夜なんて効率の悪いことをするのはおかしいという意見、ごもっともです。
ただ、どんなに優秀な人でも、逆に優秀だからこそこうなる場合もある、ということを伝えておきたい。

特にはてなは暇な大学生がよくいると思うので、就職前に『徹夜とかありえないしwww 効率悪すぎwww』と考えていた自分でもこうなったということを伝えたい。


上司1人、部下2人、派遣2人の部署で、同じタイミングで上司が異動・同僚が産休になった


マネジメントの失敗といえばそれまでなんだろうけど、産休に入るのはわかっていても、上司の異動は抜擢人事で、予測がつかなかったみたい。
そこでうまいこと補充ができなかったのも問題だけど、例えあっても仕事を覚えるのに数ヶ月は必要だったろうから、大変な時期は回避できなかったと思う。



社員1人勤務時間8時間、3人分で24時間。一人で出来るのか?


出来ました。まあ優先度が低いことは一切やらなくて、多大な迷惑をかけたけど。でもしょうがない。
まさに月月火水木金金の世界。家には着替えとお風呂のみ。
睡眠は会社で3~4時間。2ヶ月で限界が来て、手の抜きかたと仕事丸投げ法が身についたw

で、途中で応援に来た人も鬱になったりで右往左往したのち、約10ヶ月後に中途採用や
産休復帰やらで、なんとか元の状態へ


学んだこと


手の抜きかたや仕事丸投げの方法がわかって、成長した…のかもしれない。
でもそれ以上に学んだこととしては、『会社は社員を消耗品としか見ていない』ってことだと思う。
社畜の発想だけど、毎月決まった給料を与えているってことは、
会社は言外に『緊急事態には死ぬ気で働け』って思ってるんだろう。

もちろんバックレたくなったし、その寸前まで行ったけど、頑張っている派遣の人のためにも…とか、『逃げた』と思われたくないとかいったチンケなプライドのために頑張ってしまった。


声を大にして言うけど、長時間労働を勧めるわけではない。


成長したような気もするけど、それは長時間労働を通さなくても出来た成長だし、それで鬱病になったら損得がとても釣り合わない。

でも、そんな考え方の人間でも、環境があれば長時間労働をやってしまうこともある。
繰り返して言うがやらないで済めばもちろん最善だが、やらざるを得ない状況は起こりうる。
逃げるべきと頭ではわかっていても、頑張ってしまうのが人間なんだろう。

もう一つ学んだこととしては、今後はいつでも転職出来るように準備しておこうと思えたことかな。
次同じ状況になったら絶対辞めるw 多分他でもやってけるという自信も得たし。
※あと転職者がダメダメなのも自信を得た一因だな。